ライバルと手を取り合って(1)
2018年4月27日に行われた南北首脳会談を受け、韓国国民の8割が北朝鮮トップを肯定的に捉えているという世論調査が発表されました。
(http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14659291/)
実際のところ、これらは韓国国民の期待に過ぎないでしょう。
しかし、先ほどまで敵対関係にあった2者が、疑念を抱きながらも固く握手することは案外悪くないのかもしれません。
例えば、トルコ料理店がポツンと1軒あるよりは、ライバルと協力して「トルコ街」を作ってしまう方が有利になるケースがあります。
多数の店舗が集まったそのエリアは、遠くからも人々を引き寄せる存在になれるからです。
すなわち、場合によっては、ライバル同士の協力が有効に機能することがあるのです。
とはいえ一般的には、ライバル同士が協力することに対して当人たちの抵抗は小さくありません。
自分の技術やレシピを盗まれないか、コックの引き抜きはないか、決めた約束事は守られるのだろうか。
疑心暗鬼になりながら、不安を払拭するところからのスタートです。
そんな心理的抵抗を乗り越え協力し合うには、一体どうしたら良いのでしょうか。
<つづく>